ショベルヘッドエンジン
1966年~1984年、ビッグツインモデルにショベルヘッドエンジンが搭載されました。
1966年~1969年に製造されていたショベルヘッドエンジンを、アーリーショベルと呼びます。
パンヘッドと同様にジェネレーターと呼ばれる直流発電方法を採用しているので、ジェネレーターモーターとも呼ばれます。
強度をアップするためクランクケースの形状を一回り大きくし、パンヘッドにあったフィンを外すことでツルツルした外見にしています。
また、吸気効率を上げるために吸気バルブ径を大きくし、圧縮率も高め、全体的にパワーアップしています。
1970年、交流発電のオルタネーターに変更され、より効率良く大容量の発電が可能になりました。
キックよりもセルモーターでの始動が一般的になったため、電機を安定的に供給できるシステムが必要になってきたからです。
以後のショベルヘッドエンジンを、オルタネーターモーターとも言います。
オルタネーターの採用により、腰下の形状が円錐状に変更されました。
この形状が尖がっているため、コーン・ノーズ・タイプ、コーンショベルとも言われます。