スポーツスターエンジン
スポーツスターのエンジンは、2つの世代に分けられます。
1957年~1985年に製作されたショベルヘッドエンジンと、1986年~現代のV2エボリューションエンジンです。
スポーツスターのエンジンは、4カムを採用しています。
ハーレーダビッドソンがレースに勝つために培った技術を搭載しているためです。
基本的にバルブは4つあります。
1カムのスタイルでは、1つのカムで4つのバルブを制御するため、調整の自由度が低くなります。
4カムなら、1つのカムで1つのバルブだけを制御できるため、バルブごとに適正な吸排気タイミングを調整し、より高回転かつ高出力のエンジンチューニングを実現できます。
またレースでのノウハウを取り入れているので、エンジンとミッションが一体式のケースに収まっています。
一体化することで全体の軽量化を図り、フレームへの負荷を減らしているのです。
もちろん一体式ケースの中では、エンジンとミッションは区切られています。