ハーレーの歴史 その3
1909年、ついに兄弟は、のちにハーレーのトレードマークとなるVツインエンジンの量産を始めました。
この年には27台のVツインエンジン搭載のハーレーが生産されました。
そして1912年、さらにVツインエンジンは進化し、そのあたらしいVツインエンジンは7馬力のパワーを発揮するほどになったのです。
そして1914年、かなり認知が広がり始めていた兄弟のモーターバイク、ハーレーは、国の郵便車として採用されることが決定したのです。
アメリカ合衆国が国としてハーレーを認めた瞬間でした。
馬よりも速い、という単純な理由で実に4800台以上ものハーレーが郵政省で採用されました。
郵便局員がハーレーに乗ってやってくるというのは今の感覚ではなかなか想像が難しいものがありますが、当時はそれが当たり前だったのです。
郵政省だけではありません。
他の9つの省でも、ハーレーは採用され、こうしてハーレーはまさにアメリカを代表するバイクとして一般社会に浸透し始めたのです。